http://movie.goo.ne.jp/special/hanamizuki/interview.html








― 一青窈さんの「ハナミズキ」が愛される理由はどんなところだと思いますか。

 歌詞がいい意味で定まっていないですよね。いろいろな角度から解釈できる。さまざまな状況に置かれている人みんなが、共感できるところが魅力だと思っていました。映画のストーリーは、たくさんある解釈の中の一つをすくい取って、映画にしたもの。この映画も、一青さんの歌と同じく、色々な方に共感してもらえるものになればいいと思います。

― 紗枝と康平の恋をどう感じましたか。

 お互いがやりたい事を応援し合える、良い関係ですよね。離れていても気持ちがつながってる。この物語は携帯が普及していない時代のお話なので、家の電話番号に電話をして、手紙を書いて気持ちを伝えようとするんです。メールや携帯で簡単につながれる環境ではなくても、つながろうとする気持ちが素敵だと思う。

― 新垣さん自身が紗枝に共感したところは?

 小さい頃から志していた海外で働くという夢に向かって、一生懸命頑張っている女性。すごく現代的だと思うし、私自身も自分のやりたいことを全うしたいと思うところは一緒ですね。いまを生きている女性の皆さんには、すごく共感していただける部分じゃないかと思います。

― 演じる上で意識したことは?

 観ている方に紗枝のことを応援したいと思ってもらえるように演じました。紗枝が東京の大学に進学して康平くんと離れてから、徐々に康平くんへの気持ちが薄れているように思われたくはなかったんです。紗枝と康平の間の気持ちの差があるように見せたくなかった。その分、紗枝が夢に向かっていく姿、一生懸命さを意識したつもりです。監督からも「紗枝の意志の強さをところどころで見せていこう」とアドバイスをいただきました。
 実は撮影に入ったばかりの頃は、どうしようって深く考えていたんです。そのときに監督がどういうものを撮りたいか、しっかりお話をして。監督は、二人の関係性の中から生まれてくるリアルなものを撮りたいっておっしゃっていました。キャラクターが生き生きと画面の中で生きているようにしたいと。それを聞いたときに、フワフワしていた役のイメージに重みができて、肩の力がすっと抜けた感じがしました。素直に紗枝が置かれた状況を受け止めればいいのかなって思って。生田くんに助けてもらったおかげで、普段からコミュニケーションも良く取れていたので、場面ごとに自然と紗枝の気持ちになることができたと思います。
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